毎日仕事で使用する白衣。常に清潔感を保つことが重要ですが、どのようにお手入れすればいいのでしょうか?白衣をきれいに保つコツを紹介します。
白衣は特別な洗い方があるわけではありません。Tシャツやズボンと同じように家庭にある洗濯機で洗えます。
まずは裏に縫いつけられている洗濯表示マークを確認してください。使用できる洗剤など洗濯する時に注意しておかなければならないことが記載されています。特に指定がないなら普段から使用している洗剤で大丈夫です。ただし、蛍光増白剤入りの洗剤には気をつけなければいけませんよ。真っ白の白衣なら白さが際立ちますが、オフホワイトは変色してしまう可能性があります。真っ白以外の白衣には蛍光増白剤無配合の洗剤を使用しましょう。
日常の汚れなら洗濯表示を見ながら普段と同じように洗うだけで大丈夫。もし手洗いを指定されていたら、洗濯ネットに入れて手洗いコースで洗うといいですよ。その場合はおしゃれ着洗剤や弱アルカリ性の洗剤を使用しましょう。血液など目立つ汚れが付着している場合は、洗濯機に入れる前にバケツなどに30度~40度程度のぬるま湯と洗剤を入れて浸けておくと汚れが落ちやすくなります。
襟や袖口などは汚れやすいため、専用の洗剤を使用したり、古い歯ブラシに洗剤をつけてこすり洗いをするのも効果的です。
注意したいのは汗汚れ。汗汚れは普通に洗濯してもなかなか落ちません。ぱっと見はきれいに見えても汚れは落ちきっていないのでシミや黄ばみになったりすることも……。そのような白衣では清潔には見えませんよね。汗汚れに効果的なのは浸けおき洗いです。ぬるま湯に洗剤と漂白剤を入れて1時間ほど浸けてから洗濯すると汚れがきれいに落ちますよ。
ポケットなどにボールペンを入れておくことが多いのですが、ペンの先端が白衣に当たって汚れてしまうことがあります。インク汚れは落ちにくいので気づいたらすぐに染み抜きをしておきましょう。キッチンペーパーの上にインク汚れを下に向けておき、その裏からエタノールを浸したティッシュなどでキッチンペーパーに汚れを移すようにトントンと叩いていくといいですよ。色がつかなくなるまで繰り返したら、食器用洗剤で揉み洗いし、最後に洗濯機で普段通りに洗濯します。
家庭の洗濯機で洗っても汚れが落ちていない場合はクリーニングに持ち込みましょう。白衣専用のメニューもあるので、しっかり汚れが落ちますよ。店舗によって料金は異なりますが、大体1,000円~2,000円ほどです。他の衣服に比べると料金が高めに設定されていますが、それは、白衣は特殊な衣類に分類されるから。でも、その分きれいに仕上がるので汚れが気になる場合はクリーニングを利用するといいでしょう。